EOS RPというカメラ

今回は今年新たに導入したカメラ、EOS RPについてつらつらと。

EOS RPとは

いわゆる小型軽量フルサイズ。

なんといっても総質量485g。軽い軽い。

今でこそR6が出て”6”の数字を背負っていますが、ミラーレスになってからキヤノン機のスペックは底上げされており、R6は所謂EOS 5Dと6Dの中間位置になっていると思っています。(R5.5くらい)

そういった点を見ても、立ち位置的にはRPこそEOS 6D系の後継機種かなと。

実際に6Dmark2のセンサーを流用していますし、連射を多用しないじっくりスチルを撮りたい人向け。

登場は2019年3月、はや4年と少し経過しています。

発売当時から多くの宣伝もなく、他機種と比べても地味な存在だと感じます。

EOS RPのファーストインプレッション

出会いは2019年、ぶっちゃけあまりよくありませんでした。(2023年時点で振り返っても全くよくなかった)

発売当初はほとんど興味なかったんですよね。

当時流行り始めたボディ内手振れ補正(IBIS)もないし、自分の手ではギリギリ小指余るし、連射遅いし…etc。

もともと5Dmark4を愛用していたこともあり、それと比べるとちょっとありえないくらいチープかつ低スペックな機種と思っていました。

ほんと、お金の無駄くらいの印象。

なぜ導入したのか

ではなぜそんなRPを導入して、3年も愛用するに至ったのか。

ことの発端は乱立していた(ほとんどキヤノンでしたが)マウントをRFに統一することにしたため。

これはR5を使用していて非常に満足していることが大きな要因であるわけですが、1台だけだと何かあったときに不安ですし、日常的に(撮るかわからない状況で)R5を持ち歩くのもちょっとな…と感じていました。

そこで以下の条件で調査。

①日常的に使うのなら軽いものがいい。

②マウントはできれば増やしたくない。

③画質も大きく落としたくない(≒フルサイズ以上)。

④日常使いはコスト的には10万円台で押さえたい

読んで頂ければわかるように、これではRP or Rしかないんですね。

そして、Rについてはマルチファンクションバーがいまいちな印象が強く、ある意味消極的な選択でRPが我が家に来たという。

実際使ってどうか

撮例を2枚ほど。

どちらもRF50mm F1.8 STMを使用しています。

どうでしょう?

個人的にはこれだけ撮れれば十分で、普段使いとしては申し分なしと判断しました。

また、導入当時はあくまで普段使い程度にしか考えていませんでしたが、自然モノを撮る際はR5と共に持ち出すこともしばしば。

スペックで語ってしまうと、確かにIBISはないしAF合掌速度や連射は不十分ですが、吐き出される絵はあくまでキヤノン・フルサイズのもの。

素性が6Dmark2のセンサーのため暗所にもある程度強い。

もちろんR5と比べると重さ以外はすべて劣っている(特にAF関連)のですが、元より5Dmark4と6Dを併用していたこともあり、その違いにはすぐに慣れました。

第一印象はよくない子でしたが、写真機としては十分なカメラだと今は感じています。

(2023年8月加筆修正)